大阪の本町で行政書士法務事務所を開業されている綿谷俊彦先生。
「街の身近な法律家」として、自己実現の達成のサポートをされておられますが、今回は、昭和町の「Cafe*Pu-rin(カフェプリン)」で、綿谷先生に行政書士と司法書士の違いを簡単に説明していただきました。
【プロフィール】
綿谷行政書士法務事務所代表・綿谷俊彦
大阪市中央区で綿谷行政書士法務事務所を経営しています。
高校は国際教養科、大学は法学部で法律を学び学習塾の教室責任者を経て、行政書士事務所を開業しました。
外国人の方の帰化申請、建設業、不動産、飲食店に必要な各種許認可申請を主に業務を行っています。
最近では、相続、放課後デイサービスなどの福祉関係の業務にも力をいれています。街な身近な法律家として、皆様の自己実現の達成のサポートをさせて頂きます。
今日はカフェでお話をうかがいます
つちや:今回は綿谷先生に、カフェでお話を聞きたいと思います。
綿谷:ここは知り合いのカフェなんです。
昭和町にあるカフェなんですけど、教育業の仕事をしていた時に、私と同年代の店長ががんばっていると話を聞きまして、通いはじめました。
つちや:居心地良いですよね。ランチも美味しかったです。今日はこちらで司法書士と行政書士ってどう違うのか?など聞いていきます。
アイスカフェラテ
インタビュー前に食べた、照りマヨWチキンオムライス at Cafe*Pu-rin
ふわとろ感が最高値。
何万種類あると言われる、行政書士の業務
つちや:司法書士と行政書士って世間一般的に取り扱い業務が分かりにくいと思うんですが、簡単に言うと、どんな感じで分かれているのですか?
綿谷:簡単にいうと、司法書士は不動産の「登記」なんですよ。
たとえば家を買いました。買った家は誰の持ち物なのか、登記がいるんですけれども、登記関係が司法書士のメインなんですね。一方、それ以外は行政書士の業務になるんですね。
つちや:行政書士の業務は、広いですね。
綿谷:行政書士ができないのは、弁護士で言う裁判、税金は税理士、登記は司法書士。
全部ではないのですが、主に担当できる分野はこんな感じですね。 行政書士ができる仕事は何万種類あると言われています。
チームで仕事をする。誰が窓口をするか?
つちや:それだけ幅が広いのが行政書士なんですね。お互いにかぶる業務ってないのですか?たとえば相続のことって色んな士業さんがやられている印象があります。
綿谷:厳密に言いますと、それぞれできる分野とできない分野があって、たとえば行政書士は、相続人調査や財産目録、遺産分割協議書を作ったりします。
しかし、不動産の登記はできないので、司法書士にお願いする。チームで仕事をすることになります。
つちや:つまり、チームでやっているので、誰が窓口をするか?ってことなんですね。
綿谷:そうです。税金は税理士さんが担当しますが、窓口は別の方が担当されることもあります。
つちや:窓口は、相談しやすい人が良いですね。
行政書士の業務は、トラブルが起きる前の予防法務
綿谷:よく言うのは、行政書士は予防法務で、紛争にならないように先手を打つ。弁護士は起きてしまった紛争を解決するとか。それも大きな枠組の一つです。
つちや:遺産分割協議書なんてまさしくそうですね。
綿谷:離婚も、離婚協議書は事前に先手を打つ予防法務ですが、争いになると弁護士の領域になります。
つちや:なるほど。他には会社設立も同じなんですか?
綿谷:そうですね。会社設立も同じようにチームで分かれてやりますね。司法書士さんが登記をし、税理士さんも顧問契約、定款は行政書士さん、ゴールが司法書士さんみたいな感じですね。
つちや:行政書士さん独自の業務は?
綿谷:許認可関係ですね。行政書士の独占業務は、許認可関係、たとえば建設業の許可とか、行政に提出するものは基本的に行政書士ですね。
つちや:営業許可とかは行政書士に相談すれば間違いないってことですね。今日はありがとうございました。
左が綿谷先生、右側はPu-rin(プリン)店長の吉武さん。
今回お世話になったカフェ
昭和町のCafe*Pu-rin(カフェ・プリン)
御堂筋線の昭和町駅から徒歩2分。特製ふわとろオムライスが美味しいカフェ。黒板に書かれる今日の日替わりランチ、今週の日替わりサラダも魅力。
所在地:大阪府大阪市阿倍野区昭和町1-9-6 ライフデザイン昭和町 1F-A
TEL:06-6655-0115
FacebookURL:https://www.facebook.com/cafe.purin/
食べログURL:http://tabelog.com/osaka/A2701/A270203/27053902/
こちらのエントリーで紹介しております。
→昭和町のカフェ7選
光ってて見えにくいですが、真ん中の看板がオムライス。日替わりランチが右側。
コメント