モデナさんは、ボリュームたっぷりのイタリアンが食べられるコスパの高いイタリアン料理店です。
「お客様に心ゆくまでお料理を楽しんでいただきたい」という思いで質とボリュームのバランスを重視されています。
シェフの人柄、心配りから、イタリアンが気軽に食べられます。堅苦しさは一切ありません。
今回は、ランチでお邪魔したついでに、オーナーシェフである宮崎氏にインタビューさせていただきました。
今回うかがったお店
野田阪神駅のイタリアンレストラン「ラカンティネッタ モデナ」
オーソドックスなイタリアンが気軽に食べられるお店。
ワインのストックが充実していて、各種パーティーや歓送迎会によく使われている。
日常的に通えるイタリアンとして地元のお客様に愛されている。
所在地:大阪府大阪市福島区海老江5-1-8 葦田ビル 2F
TEL:06-6457-3175
食べログURL:https://tabelog.com/osaka/A2701/A270108/27016135/
イタリアで2年修行
つちや:ランチもボリュームが多いように思いましたが?
宮崎:昔から
つちや:お店はどれくらいになりますか?
宮崎:15年かな。
つちや:16年目ですか。
宮崎:そうそう。
つちや:モデナの前は?
宮崎:前は、東心斎橋でお勤めしてました。
つちや:イタリアで修行されてたんですよね?
宮崎:そうそう。東心斎橋の前に、2年くらい。
つちや:それは何かきっかけがあったのですか?
宮崎:ホテルで勤めてた時に、ヨーロッパ研修があって、フランス料理全盛やったけど、 僕に決まって。
つちや:なるほど。
宮崎:これからイタリア料理が来るのではないかという時代やったね。
つちや:イタリアはどちらの地方に?
宮崎:北イタリアやね。ミラノ、ヴェネツィア、ヴェローナ、パルマ。
スタンダードでクラシカルな味
つちや:モデナさんのこだわりってどんなものでしょうか?
宮崎:モデナの特徴は、変わらずやりながら、スタンダードで変わらない 。
最近は色んなイタリア料理のシェフがいてるでしょ?結構、現代的な料理は、スペイン料理とかフランス料理との境目も無くなって来ていると思います。
それぞれのシェフによって、カラーがあって良いと思うし、次の新しいシェフは新しい料理をやったらいいと思います。
モデナは、それとは違って普通の味です。
つちや:変わらぬ味ってことですよね?
宮崎:普通なんです、普通。
つちや:(笑)
宮崎:普通に作って普通に出すだけで。若かったら「どうだ!」 ってみたいな時期も皆あるんですけど。
つちや:一周回られたんですね?(笑)
宮崎:そうそう。
つちや:一周回って落ち着いたみたいな。
宮崎:イタリアの国へ行けば、わりと何十年続いている料理店って沢山あるんですよ。働いている人も何十年も務め続けている人が沢山います。
日本でも昔からある洋食屋さんてあるでしょ?そういう立ち位置になれたらいいなぁって。
つちや:なるほど。
宮崎:イタリアでも、お店の名物料理を何十年もスタンダードに出し続けている店もあれば、ミシェランの星をとって伝統と革新で進化し続けている店もある。
つちや:そうですね。
宮崎:モデナは、クラシカルな店の方。普通。
つちや:スタンダードで。
宮崎:多めにしても少なめにしても、何でも言ってくださいと。
つちや:はい(笑)
宮崎:食堂です。郷土料理の。
3代目となるお客様が出てきました
つちや:お客様はどんな感じの方が多いですか?
宮崎:ご近所の方が多いですね。ずっと通っていただいているお客様もいれば、ここ2〜3年で来ていただいているお客様もいます。
つちや:今後、モデナさんは、どんな風になっていくのでしょうか?
宮崎:変わらないと言いながら、年をとって少しずつ変わっていっているんで。今よりも、もっとお客様の要望をかなえるお店にしたいなぁと。
3代目くらいになってるお客様がいてるので。
つちや:3代目?
宮崎:はじめて来てくれたお客様の子どもが結婚して、生まれたその子どもを連れてくるという。
あと、うちでプロボーズしてくれたカップルもいてくれて。
つちや:マジですか(笑)
宮崎:ケーキとか、お祝いメッセージをこっそりスタッフで用意して。シャンパンも。
つちや:いいですねー。
宮崎:そういうお客様もいらっしゃるんで。これからも健康に気をつけて、まだまだ10年、15年はがんばっていこうと。
つちや:ぜひこれからもがんばってください。本日はありがとうございました。